よく営業で来る方やお客さんから、「お客さんは看護師さんとか多いでしょ?」と聞かれますが、僕は「職業を聞いてないから分からない」と答えます。

この店では、お客さんに対して職業を尋ねていません。
自営業、会社員、主婦、学生など大まかな所は質問していますが、「仕事は何をされてるんですか~?」などと、興味本位では尋ねません。

その理由として、
1つは、職業を知られたくない人が居る。
これは、ヤバイ仕事をしているからっていう意味ではないです。(たぶん)
仕事や職場を知られたくない人は、結構居るもんです。
ただ、必要に応じて尋ねる場合は、ちゃんと答えてくれます。

もう1つの理由は、施術は職業に関係なく行う。
来店される方は、身体がツライとか癒されたいとかの理由で来られます。
例えば、足がむくむのは、どんな職業の人でも関係なくむくみます。
モデル業だから一生懸命に、事務職だから適当にって感じの施術はイヤですよね?
どちらも一生懸命に改善を考え施術しますので、職業を尋ねる必要性は無いのです。
もしも、職業によって特別な施術が必要な場合があったとしたら、その時はしっかりと対応します。
過去には、「脚が痛くて走れない」というランナー(職業ではない)がおりましたので、それに特化した対応をしましたが、ランナーじゃなくても同じ対応をしたと思います。

ただ、特別な状態(極端な歪み・特異な不調部位)が有る場合には、原因を探る為に職業を尋ねる事はあります。
その他に、会話の中で自発的に仕事を話す方もおります。
(悩み事や問題点が仕事の場合など)

職業を尋ねないので、何回も来店されているのに、職業を知らない方は沢山おります。
(全体の半分以上は知らない)

先に職業を聞いておくと、それに関する話題が増えるでしょうし、不調部位の想定も楽になりますが、その程度です。
不調部位は、僕が探れば良いだけですし、それは職業を知っても、どうせ探るので変わりはないです。

話したくなければ話さなくていい。
話したければ話せばいい。
この店は、色々な事柄にそういうスタンスをとっています。