先日、タイ国内でタイ式マッサージを受けた20歳の女性が、その後死亡したという衝撃的なニュースがありました。

記事の内容としては、

・マッサージ店で首を捻る施術を受けた後、背中に痛みを感じた。

・その後、1ヶ月間に3回施術を受けたが、改善せず悪化。

・腕の痺れや身体が硬くなり、身体の半分以上が動かなくなった。

・その約一ヶ月後に脊髄の炎症と血流感染症で亡くなった。

・タイ保健省はマッサージと亡くなった人の症状について「医学的な関連はない」と発表している。

 

タイ式マッサージは、「SEN」という東洋医学で言う「経絡」みたいなラインを押したり伸ばしたりする施術です。

そこに捻るという動作は無いと思うのですが・・・(謎)

 

首を急激に捻る施術(スラスト法)に対して、2014年に米国の心臓協会と脳卒中学会は、脳卒中を引き起こす可能性があると発表しています。

そして、日本の厚生労働省は「身体に損傷を加える危険が大きいため禁止する旨」の通達を出していますね。

整体やカイロプラクティックや整骨院で、首をギュっと捻ってボキボキ音が出るアレです。

 

この施術以外でも、骨折や打撲などの事故は出てます。

そもそも、整体・カイロプラクティック・リラクセーションマッサージ・エステなどは、『医学的観点から人体に危害を及ぼす可能性のある施術』は禁止されています。

なので、以前のブログで触れましたが、「同意書を求めるような施術は、そもそもやってはいけない」という事です。

ちなみに、国家資格の按摩マッサージ指圧師、鍼・灸師、柔道整復師なども、『医学的観点から人体に危害を及ぼすおそれがあれば禁止処罰の
対象にすること』となっています。

 

タイ国のマッサージでの死亡事故は、死亡との因果関係はないと説明されていますが、ちょっとモヤモヤする結論ですね。

首の施術(揉んだり、伸ばしたり、流したりも含めて)は、慎重に行わないと危険だと、開業時よりすっと来店の方達にはお伝えしていました。

『絶対に安全な施術』はありません。

だから、施術に大事なのは『治すより壊すな』なのです。

改善を優先するあまり、身体を痛めてしまっては本末転倒という事です。

 

施術を受ける際は、

・嫌だと思う施術は受けない。

・施術後、違和感が出た場合は施術した店に連絡する。

をして欲しいですね。