商売をする上で、その商品・サービスの料金を設定するのは大変難しく、その商品価値や市場相場などを鑑みて決めるのが一般的です。
ですが、その商品の価格(通常価格)を意図的に高く設定して、販売時には「クーポン」や「サービス価格」として安い(と思わせる)価格で商売をする店があります。
通常価格を高く設定する事で、割引後の価格をお得に思わせる為で、その度合いによっては景品取引法の『二重価格』という違法行為になります。
優良誤認を誘う手口です。
「支払い金額が割引後の価格ならいいじゃないか」とか、「技術があると思うからいいじゃないか」とか思う方も居ると思いますが、問題はそこじゃなく『顧客を欺く』という行為そのものなのです。
たかが『商品価格』ですが、その店の姿勢が出ます。
前述したように、商品やサービスの価格設定は大変な作業ですし、店の経営を左右する大事な作業です。
そういう大変な作業だからこそ、その店が何を考えて、何を目指しているのかが出易いモノになります。
消費者は、これらの「騙し」に引っ掛からないようにするには、「通常価格で判断する」という考え方を持つのが大事です。
クーポンの安い金額で「この金額なら受けられる」ではなく、その内容の施術を通常価格で支払う価値があるか?と考えるのです。
クチコミなどの条件付きで、「10分延長」や「千円引き」や「マッサージをサービス」なども同じで、それらのサービス抜きで通常価格で支払うか?と。
こういう「欺く」質の悪い店は、どの業界でもあります。
それらを生み出すのは、消費者です。
「欺く」店に顧客が集まれば、その成功事例を見て、また別の店が似たように「欺く」。
消費者が賢くなって、しっかりと商品・サービスの価値と料金とのバランスを考えられれば、それらの店は出難くなります。
店側は、「通常価格が正規料金」。
クーポンやその他サービスは、その通常価格に対しての「特別サービス」と位置付けるという考えが必要です。
通常価格で来店を促せないなら、その価格設定が間違っているという事です。
クーポンサイトなどでは、クーポンで集客を狙うがあまり、二重価格が横行しやすいですね。
いくら言葉使いや店内を綺麗に装っても、その店の「不誠実さ」が透けて見えるひとつ項目が「価格」です。
