昨日、実家の父に「明けましておめでとう」電話をしました。

そう、今頃に。

毎年、年末年始はこの店を開けているので、実家には帰らず、年明けに電話で「生存確認」をするのが恒例なのですが、今年はタイミングが合わなく、昨日ようやく電話を掛けられました。

いつものように、少しぎこちない会話をしていたら、父が突然

「この間、NTTドコモから電話があって、未納の料金があるから・・・法的措置に・・・」

と話はじめました。

 

僕は心の中で

「そりゃ詐欺だろう!」

と思って、話の続きを聞いていると

「窓口につなぐので1のボタンを押して下さい」

と言われたらしいのです。

また僕は心の中で

「そうそう、詐欺手口の通りじゃん」

と思いながら、また話の続きを聞くと

「そう言われたから1を押したんだ」

って言ったので、

「押したんかいっ」

と心の中でツッコミを入れながら、電話では「うんうん」とただ聞いていました。

 

そうすると父が

「1を押したら、〇〇(僕の妹)の所へ掛かっちゃってよー」

と。

 

一瞬僕の脳がフリーズして、若干のタイムラグでその状況を理解しました。

要は、父の電話の短縮ダイヤル1番に妹の電話番号が登録されていて、それを押してしまったんだと思います。

そうすると当然ながら、繋がっていた詐欺師は「突然切られた」状態になったという事です。

その詐欺師を想像すると可笑しくて可笑しくて、電話をしながら爆笑してしまいました。

 

詐欺師は、言う通りに指示に従って1を押そうとしている父に対して、たぶん

「ヨシ、引っ掛かった!」

と思った事でしょう。

でも、次の瞬間には電話

「ツーツー♪」

と悲しい不通音が^^

詐欺師も一瞬フリーズしたに違いない!

で、次の言葉は

「切りやがった」

と。

 

またまた僕の心の中で

「父よ、アッパレ!」

と\(^o^)/

 

そもそも、父の携帯はauらしく、docomoではないらしい。

しかも全て口座引き落としにしているから、「未納料金」が発生する訳がないですし。

 

高齢の方の場合は、こういう詐欺電話を受けてしまうとテンパってしまうかもしれませんが、子供さんが居られる場合は、子供さんとお話して「知らない電話の場合は、子供の電話へかけてもらう」という事にしたらいいのではと思います。

詐欺電話なら、そう言われると諦めるだろうし。

 

・最初の電話で「法的措置」の話をして来た

・「+付きの国産電話(心当たりの無い)」

・「自動音声での請求」

は詐欺だと思ってOKです。

 

大切なお金を犯罪組織に渡さないように。