お客さんから恋愛や人間関係の相談をされる時に、「相手をよく見て下さい」と言います。
「相手を見る」と言うのは、外見と内面の両方を見るという意味です。
でも、外見を見るのは簡単ですが、内面を見るのはなかなか難しいですよね?
そこで、今回は例を出して解説したいと思います。

仮に同業のお店で、「衛生上、着替えを用意していません」という注意書きを出している所があったとします。
「衛生上、出さない」という事は、「着替え」=「不衛生」となりますよね?
なぜそうなるのでしょう?

このお店の人の考え方は、
1.施術着を何人もの人に回し使いする。
2.クリーニングをしない。
3.着替える時に埃が舞う。
4.来店者の衣服・身体にウイルスなどが付着している。
5.クリーニング自体が衛生上よくない。
と、このどれかに該当していると思われます。

では、その考えは正しいのか?
1.は、そのお店の方針なので、そうしている店もあるかもしれないけど、通常は各来店者毎にクリーニング済みの施術着を貸出すでしょう。
2.は、1.と同じ。
3.は、それは衛生上問題になるほどの物ではないでしょう。
4.は、否定は出来ないけど、その都度クリーニングすれば何も問題ではない。
5.は、そうだとしたら、この施術者本人の衣服もタオルなども「不衛生」という事になります。
なので、全て否定できます。

では、なぜこういう文言を表示するのでしょう?
それは、このお店の人は『自分を良く見せたい』と思っている人だからです。
大概の人は、そう思っていると思いますが、このお店の人の場合は「それ以上に」ですね。

着替えを用意しないお店はたくさんあります。
通常その場合、「着替えはありません」とだけ書くでしょう。
そこに敢えて「衛生上」という文言を入れるという事は、
「衛生に配慮している店ですよ」とか、
「着替えを出したいけど、出せない正当な理由があります」とかをアピールする為です。

でも実際は、上記に書いた通り「衛生上」の合理性は何も無いです。
もし問題があるとするなら、このお店が
「来客用の着替えにお金を掛けたくない」
「クリーニングをするお金も時間ももったいない」
と思っているからですね。

でも、「着替えにお金と時間を掛けたくないので、着替えを用意していません」とは書けませんよね?(-_-;)
そして、単に「着替えを用意していません」では、ケチとか思われるんじゃないか?と思っているのです。
なので、「衛生上」という正当な理由(正当じゃないけど)を掲げる事で、「批判の回避と良く見せるを両立」させようとしているのでしょう。

合理性もない事をアピールするのは、ウソをついているのと同じ事だと思います。
もし、このようなお店が実在しているとしたら、着替えを出しているお店は「不衛生なお店」と言っているようなものですよね?
このように、「自分を良く見せたい」という欲が強い人は、ウソをつきます。
それも他者への影響を考えない自分勝手なウソを。
そしてこの人は誰かを傷つけます。

話は冒頭に戻りますが、
この例で言うと、合理性・妥当性の無い言葉をよく使う人は、
「自分を良く見せたい」
「自分は他者とは違う」
という、自己顕示欲の強い人ですね。
また、このような人は承認欲求も強い人です。

今回の例の他には、
「〇〇さんからお土産を貰った」「お客さんから褒められた」など、自慢話・自分の話が多い人。
他者からどう見られてるかを気にし過ぎる人。
協調性のない人。
物事を大げさに言う・アピールする人。
などが自己顕示欲の強い人ですね。

「そういう人だ」と分かる事が「内面を見る」です。

この例は、こういう店があったとしたらというお話ですが、たった「衛生上、着替えを用意していません」という文字だけでも、人の内面は見えるモノです。
その上で、
その対象の人は自分にとってアリかナシか?
どのくらいの距離感がいいのか?
信用は出来るのか?
などを考えて行けば良いと思います。

良い部分も悪い部分も、人には色々な部分があるので面白いのです。(悪過ぎるのはNGですが)
ちゃんと内面を見た上で、上手い関係を築けたらいいですね。

たぶん、何回も来店されている方は見られて分かっていると思いますが、僕自身は良く見せようとか悪く見せようとかはありません。
在りのままで闘おうと思ってこの店を始めたので。
サービス業としてどうなの?とは思いますが・・・(-_-;)
偽ってる自分では良い施術は出来ないと思っていますから。
そして時間の使い方がポンコツ過ぎる。。。ので。
その結果としての「現地点」だと思って全て受け入れます。

今はこんなんでも、サラリーマン時代はもう少し「会社員ぽい」を醸し出していたと思います。
それは、「会社」という看板を背負っていましたからね。
今は「自分」が看板になっているので、その看板通りに!って事で(^O^)
どんなに頑張っても「自分」以上のモノは見せられないと思いますから。