先日、自分の車に乗ろうとした時のこと。

時間は、夜中。

場所は、店の前。

 

ボンネットに、黄色く色づいた枯れ葉がのっているなー と。

その瞬間は、何も疑いはなかったのですが・・・

よく車の周りを見ると、他に枯れ葉はなく。

「一枚だけ飛んできた枯れ葉が、偶然ボンネットの上に落ちたのかな?」くらいに思っていました。

そして、普通にドアを開け、車に乗り込み、ドアを閉めてから何気にボンネットを見ると、枯れ葉がゆっくりと動いているのです。

「ん?  なんだ???」

と、いつものように独り言。

視力の弱い僕は、しばらくその枯れ葉を凝視して・・・

「げっ!」(°□°)  (本当にこう叫んだ。)

その枯れ葉の正体は、モスラ(大きな蛾)でした。

大きな蛾を見たことがない人は、「何を大げさな」と思うでしょうが、居るのですよ。 本当に。

ニングルくらいなら乗れちゃうんじゃないか?ってくらいの大きさの蛾が。

そのモスラが、ドアの開け閉めの振動に驚いて、羽根をゆっくりと羽ばたかせていたのです。

それは恐ろしいのと、ビックリしたのと、優雅さに、しばらくの間、目が離せませんでした。

 

少しすると、蛾も落ち着きを取り戻したのか、また羽根を元の位置に広げてお休みモードに入りました。

さすがに、車から降りて、その蛾を追い払う勇気はなく、かわいそうに思ったのですが、そのまま車を動かしました。

エンジンをかけ、車を動かせば、ビックリして逃げると思ったのですが・・・

余程、そのボンネットがお気に入りだったのか、逃げる気配は無し(・・;)

で、そのまま10キロ、20キロとスピードを上げて行って、

30キロくらいで、必死にしがみついてる状態になり、40キロで、ピュンと後方へ飛んで行きました。

いくらモスラとは言え、生き物ですからね~

ちゃんと飛んで安住の地を見つけてくれた事を祈っております。

 

そういえば、今年は薄緑のモスラは現れなかったなー

高速毛虫(勝手に名づけた)も見なかったし。

いや、見たい訳じゃないですよ。

見たくないし、できれば人目につかないところで、ひっそりと暮らして欲しいと願います。

 

今年も夏が過ぎました。